すべて君に出会うためだった

にゅ〜すもジェッツもLOVE

7/11

 

拝啓


いよいよ本格的な夏の訪れを感じる今日この頃。コンサートの当落を待ちながら迎える貴方の誕生日は、私が貴方を好きになってから指折り数えて、もうとっくに片手じゃ収まりきらなくなっています。当時中学生だった私も、当時20代だった貴方も、齢の十の位を変えてすっかり歳を重ねましたね。


貴方に会えない春は、やっぱり少し物足りなく感じました。


新年を迎えると同時にベタ雪に足を取られながら白い息を吐いて郵便局に駆け込んだあの日のことを、今でも鮮明に覚えています。電話番号、住所、貴方の名前。小さな紙の小さな欄内には、貴方に会いたい気持ちを込めました。


あの日から今日まで。

何度も貴方に会いに行って「好き」を重ねたり、かと思いきや、辛くてファンを辞めそうになったり。

貴方が生まれた今日の日にする話ではないかもしれませんが、気持ちに整理をつけられず、毎日泣いていたこともありました。


それでも、やっぱり貴方が大好きで。

どうしたってファンを辞めることなんてできませんでした。


私の知らない言葉をたくさん知っていて、私の知らない言葉の使い方もたくさん知っている貴方が。感情をぐっと堪えて言葉に迷い、時には泣きたい気持ちを忍んで笑ったり、時には堪えきれずに涙を流したりする姿を見るたびに、貴方のことで頭がいっぱいになってしまいます。


恋に限りなく近くて、けれど恋とは明確に違う感情を、きっとこの先も持て余しながら貴方を想い続けるのだろうなと思います。

 

改めて、お誕生日おめでとう。

貴方にとって幸多き一年となりますように。

 

そしてこれからもずっと、アイドルでいてください。


大好きです。